2011年4月4日月曜日

他病院からCDやDVDでDICOM画像をもらった時にOsiriXでどうするか?

OsiriXは大変に良く出来たViewerツールだと思います。それはDICOMファイルを書き出したり、読み込んだり、送信したり、受信する機能がずば抜けています。PACSの構築に必要な通信機能が十分に備わっていると言えると思います。先日、東京のクリニックにて、OsiriXを2台設置して来ましたが、CT装置等のモダリティ装置との接続が極めて簡単であります。OsirXはクライアント兼サーバー機能がありますが、サーバー兼用とすると落ちてしまうリスクがありますので、サーバーはやはりdcm4cheeなどの専用のマシンを活用した方が無難だと思います。

弊社がOsiriXで読込を推奨する際は、次の設定・作業手順を徹底しております。病院内でOsiriXを使って他病院からのCDやDVDを誰が読んでも同じ手順となるようにしています。

まずは設定です。次の通りです。

1. OsiriXの「環境設定」を選択します。
2. 「CD/DVD」を選択します。
3. 「CD/DVDメディアのマウント時にデータベースへ自動的に画像を追加」のレ点を外します。
4. 「CD/DVDメディアのアンマウント時にデータベースから自動的に画像を削除」のレ点を外します。
5. 「DICOMDIRファイルに登録されたファイルのみをロード」を選択せずに、「DICOMDIRファイルを参照せず、CD/DVDメディアに利用可能な全てのDICOMファイルをロード」するを選択します。

この設定をしますと、誰が読み込んでも同じ手順で読込作業を行うことになります。

作業イメージは次の通りです。

1. まずは、他病院からもらったCDやDVDをメディアスロットに差し込みます。
2. この場合、他病院が使っている簡易ビューワープログラムがCDやDVDに同時に書き込まれていることが普通です。
3. OsiriXの「読み込み」を選択します。
4. デバイス欄にCDあるいはDVDが認識され表示されます。
5. デバイス欄にCDあるいはDVDが認識され表示されたら、右側にメディアの中味が表示されます。その中味のフォルダには一切触れないで下さい。ここが大事です。いろいろなフォルダがありますが、OsiriXでは、DICOMファイルを勝手に探しに行きます。
6. 「開く」をクリックして下さい。これで、OsiriXはメディアのどこかに格納されたDICOMファイルを探しに行きます。
7. 「ファイルを検証中」とうメッセージが出ます。これは正しい表示です。
8. 「OsiriXデータベース」の小ウィンドウが出てきます。「キャンセル」、「リンクをコピー」、「ファイルをコピー」の3つが出てきます。「ファイルをコピー」をクリックして下さい。
9. これでメディアに格納されたDICOMファイルがOsiriXのローカルDBに格納されます。

簡単ですね!

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